IPアドレスとは、インターネットを利用する場合に必ず必要な物となります。
インターネットはIPアドレスを利用してアクセス先やアクセス元を確認して通信をしているためです。
インターネットプロバイダと契約をしてインターネットへ繋がった時点で各個人の端末(ルータ等)にIPアドレスが割り当てられることで通信が可能になります。
一般的にインターネットに繋ぐだけだったら、いつも同じIPアドレスである必要が無いために、プロバイダーにアクセスする都度IPアドレスが割り当てられます。これを動的IPアドレスと言います。
しかし、独自ドメインを利用してメールサーバを運営したり、ウェブサーバを運営したりする場合には、ネームサーバ上にドメインとIPアドレスを登録しておくことで誰でもアクセスできる環境となるので、度々IPアドレスが変わると不都合です。
そこで、出てくるのが固定IPアドレスです。プロバイダーから常に同じIPアドレスが割り当てられる契約をすることで固定IPアドレスを実現することが出来ます。
IPアドレスには、IPv4とIPv6とがある。
当初はIPv4で十分だろうと考えられていたのだが、昨今IPアドレスの枯渇が問題となりIPv6への移行が必要となってきている。
IPアドレスは、主に予約IPアドレス、プライベートIPアドレス、リンクローカルアドレス、グローバルIPアドレスとに分けられる。
特殊な用途に使われるアドレスで一般的に使うことが出来ないアドレスとなっている。
外部から利用できないネットワーク(社内LAN、イントラネット等)上で使うことが出来るアドレスである。
169.254から始まるクラスBのIPアドレスで、単一のLAN内の通信で利用できるが、ルーティングができないアドレスである。
予約IPアドレス、プライベートIPアドレス、リンクローカルアドレス以外のアドレスで、インターネット接続で使われるアドレスである。インターネットに接続した際にプロバイダから割り振られるアドレスである。